昨年7月から観察したツバメの巣を、今年は渡来から見ようと4月になって毎日確認に行きました。近隣各地で渡来する中、ここには一向に気配がありませんでした。しかし、4月15日、巣の上の電線に1羽のツバメ発見。待ち人来るの心境でした。
早速、カメラを取りに戻り、下から見上げ撮影。2羽いました。しかし、どちらも尾羽が長くオスのようでした。最初にオスが来て、メスは後からくるのでまだメスは到着していないのではと考え、引き続き観察することにしました。そして今日4月21日、ついにペアを確認しました。昨年の巣も補強されて、メスと思われるツバメが巣の中に入るところも観察できました。まだ抱卵の前段階と思われますが、卵があるかどうか確認するのは控えてこのまま見守りたいと思います。昨年と同じペアかどうかわかりませんが、巣がまた賑やかになるのは間違いなさそうで嬉しいです。

1)4月18日撮影の巣です。まだ補強もされておらず、昨年のままの状態でした。

2)今日4月21日午前中に撮影した巣です。まだ補強したばかりなのか、黒い土が盛られていました。

3)ツバメのメス

4)ツバメのオス 右の尾羽が少し折り曲がっています。

5)「ねえ、あんた。1年ぶりに会ったからってそんなに喜ばないでよ。これから大変なのよ」

6)「わかっているよ。俺だって大変なんだぜ」

7)午後訪ねた時はもう土が乾いていました。巣の手直しや抱卵はメスの仕事で、オスはメスの見張りや、ヒナの給餌に参加します。

8)メスは入念に巣のチェックをしているようです。

9)可愛いヒナが巣の中から、顔を見せてくれるのはまだまだ先になりますが、どうか無事に子育てを成功させてほしいです。昨年は1回目はカラスに襲われ全滅したそうで、私が観察したのは2回目の子育てでした。今後の巣の様子も報告したいと思いますが、まずはツバメが戻って来てくれたことを心から喜びたいです。